嵐のはちみつ 3品種の特徴
●地蜜
地蜜とは、日本の在来種である『日本蜜蜂』の巣から採れるはちみつをいいます。日本蜜蜂はその性質として一種類の花の蜜だけを集めるということはしません。そのため、日本蜜蜂の巣から採蜜されるはちみつは、その時期、その場所で咲くさまざまな花の風味が合わさった芳醇な風味がします。
同じ地蜜であっても、季節や巣箱の場所により味や風味も変化しますので、ロットにより味が違うことがあります。しかし、共通するのは非常に濃厚で奥深い味がするということです。
日本蜜蜂は西洋蜜蜂と比較すると飼育が大変難しく、採蜜量も少ないため商業的に向いているとはいえません。そのため、地蜜は日本で流通しているはちみつ全体の中で1%にも満たない大変希少なはちみつとなっています。日本人が昔から食してきた地蜜ですが、いまやとても貴重品。養蜂家としても、もっとも食べて頂きたいのが地蜜になります。
●河内晩柑
愛媛県南予地方では、初夏頃に収穫できる夏の柑橘として『河内晩柑』が多く栽培されています。さっぱりとした爽やかな味が人気の柑橘です。その河内晩柑の花が咲く5月のGW頃に、みかん畑に巣箱を置いて河内晩柑のはちみつだけを集めたものがこちらの商品になります。
そのまま食べて頂くと、柑橘の香りがフワッと薫るとても爽やかな風味が特徴で、特に女性に人気の高いはちみつです。比較的味は強く主張しないので、何かと混ぜて使って頂く場合にもオススメです。例えばはちみつレモンジュースを自家製で作る場合などにオススメです。
愛媛県といえばみかん蜂蜜が有名ですが、この河内晩柑もみかんの一品種ですので、みかん蜂蜜の一種になります。河内晩柑の別の名前として、愛媛県愛南町では「愛南ゴールド」、西予市宇和町では「宇和ゴールド」というブランド名が使われています。
●百花蜜
日本蜜蜂がいろんな花の蜜を集めてつくるのが『地蜜』ですが、西洋蜜蜂がいろんな花の蜜を集めてつくるのがこの『百花蜜』です。一般的に市販で「はちみつ」という名称で販売され場合の品種は、こちらの百花蜜のことを指しています。
地蜜と同じく季節や場所によって味や香りが変わります。味は地蜜の濃厚さと比べると百花蜜の方が控えめです。その分さまざまな用途に使える万能なはちみつです。価格的にも3品種の中では最も低いので、量を多めに使いたい場合や、本物のはちみつの入り口として多くの方にオススメです。