
本物へのこだわり
蜜蜂が自然の中からこしらえた自然のままのはちみつ…混ぜ物や加熱をしていない“本物のはちみつ”を食べて頂きたい…という想いが、当養蜂場『みつばち屋嵐』の創業理念です。
市販に大量流通しているはちみつの多くは、混ぜ物をしたり加熱処理をすることで非常に安価で販売されてきた歴史があります。そのため、多くの方が「自然のままの“本物のはちみつ”を口にしたことがない」といっても過言ではないのが日本のはちみつ事情でした。

例えば、糖度の低かったり品質の悪いはちみつも、加熱して水分を飛ばし濃縮することで、量を確保し安価で販売することが出来ます。その代わり、せっかくのはちみつ本来の風味や酵素の活性は失われてしまいます。
また『精製蜂蜜』という無色透明で無臭のはちみつは、これまではちみつに混ぜても表示する義務がありませんでした。ラベル表示も「純粋はちみつ」とうたって販売することが認められていたため、市販の多くのはちみつに安価な『精製蜂蜜』が混ぜて販売されていました。はちみつの値段の差は、精製蜂蜜を混ぜた量の差と言っても良いくらいでした。
しかしそのようなはちみつは、後口がベトついていつまでも嫌な甘さが残る質のあまり美味しくないはちみつとなるのですが、ほぼ市場ではそのようなはちみつしか流通してこなかったため、その味がはちみつの味だと勘違いされてきました。

しかし本来のはちみつは、しっかりした甘みがありながら、後口はスッキリとしてベタつき感のない爽やかな味わいを持っています。さらに、花の風味がふわりと鼻に通り抜けて豊かな香りがします。
多くの方が有しているであろう「はちみつはただ甘いだけのシロップ」というようなイメージを覆して、本来のはちみつが持っている風味豊かで芳醇な香りと、濃厚な甘みがありながら爽やかな味を、ぜひ多くの人に届けたいと思っています。
みつばち屋嵐では、そのような本物のはちみつを食べて頂きたいという一心で日々養蜂に向き合っています。